粘膜疾患について~お口の中のできものって?~

   

こんにちは。ITO DENTAL OFFICE の歯科医師、中村です。

お口の中に「できもの」を見つけると、不安に感じる方も多いと思います。実は、口の中のできものにはいくつか種類があり、良性のものから注意が必要なものまでさまざまです。

今回は、患者さまからご相談の多い 口腔がん・白板症・扁平苔癬・カンジダ症 についてまとめました。

  1. 口腔がん(舌がん・頬粘膜がん など)
  • 舌・頬・歯ぐきなどにできる悪性腫瘍
  • 4週間以上治らない潰瘍(ただれ) のケースが多い
  • 出血しやすい、硬いしこりがあることも
  • 痛みがある場合・ない場合どちらもあり
  • 早期発見で治療成績が大きく向上

 

 

 

 

👉 「治らない傷」がある場合は、早めの受診をおすすめいたします。

 

 

  1. 白板症(はくばんしょう)
  • こすっても取れない白い板状の病変
  • 痛みがないことが多い
  • タバコ・慢性的な刺激・加齢などが関係
  • 前がん病変 とされ、注意が必要
  • 生検(組織検査)で診断することがあります

 

 

 

 

👉 白い病変が長く続く場合は、必ずチェックを受けていただきたい病変です。

 

  1. 扁平苔癬(へんぺいたいせん)
  • 白いレース状の模様が特徴
  • 赤みやただれを伴うことも
  • 免疫の異常反応(アレルギー反応)が関係
  • 慢性的に続き、再発を繰り返すことがある
  • 前がん状態(がんのハイリスク)として扱われる

 

 

 

 

👉 長期的なフォローが大切な粘膜疾患です。

 

  1. カンジダ症(口腔カンジダ) 
  • 口腔内の常在菌「カンジダ菌」が増えることで発症
  • 白い膜がこすって取れる のが特徴
  • 免疫低下・入れ歯が合わない・お口の乾燥などが原因
  • 抗真菌薬で治療可能

 

 

 

 

👉 白い膜が取れる場合は、カンジダ症の可能性があります。

 

こんな症状があればご相談ください

  • 4週間以上治らない傷やただれ
  • 白い膜がこすっても取れない
  • レース状の白い模様がある
  • 舌や頬にしこり・違和感がある
  • 義歯の下が赤く痛む

最後に

お口の中のできものは、見た目だけでは判断が難しいことが多く、良性のものから注意が必要なものまでさまざまです。早期に診断し、適切にフォローすることで、将来的なリスクを大きく減らすことができます。

気になる症状がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。これからも、皆さまのお口の健康を守るために、わかりやすい情報をお届けしてまいります。

*必要な場合には大学病院等の専門機関に紹介させていただく場合があります。



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